【コスパ最強 2000円台】ジャパニーズ クラフトジン17選|2026年版

ユースケ
ユースケ

こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

高級なイメージがあるクラフトジン、実は2,000円台が今、一番面白いんです!

4,000円〜5,000円が当たり前のクラフトジン界隈において、2,000円台はまさに「知る人ぞ知る激戦区」。低価格でありながら、世界的なコンペティションで最高賞に輝く銘柄や、老舗の蔵元が最新技術を注ぎ込んだ掘り出し物が、数多く潜んでいます。

この記事では、2026年最新の「コスパ最強・ジャパニーズ クラフトジン」17本を厳選。どの銘柄も、その安さに驚くばかりのクオリティですので、ぜひ最後までご覧ください。

 

失敗しない!2,000円台ジャパニーズクラフトジン選びの3つのポイント

ジャパニーズクラフトジンの多くが4,000円〜5,000円台であるなか、「2,000円台」という価格帯は、いわば最安値の激戦区。しかし、安かろう悪かろうではありません。大手メーカーや老舗の焼酎蔵が造る銘柄が並び、海外の高級クラフトジンに引けを取らない品質のものが揃っています。

「賢く選べば驚くほど高品質な1本に出会える」のがこのゾーンの魅力。自分にぴったりの銘柄を見つけるための3つのチェックポイントを解説します。

1,「容量」をチェックして実質のコスパを見極める

今回の17選では、主に「700ml」と「500ml」の2種類のサイズを厳選しました。
(※ハーフサイズやミニボトルは除外)

  • 700mlボトル:世界標準のフルサイズ。日常的にジンソーダやジントニックを楽しみたい方に最適。
  • 500mlボトル:少し小ぶりな分、価格を抑えることができる。希少な素材やこだわりの製法が凝縮されている。

購入前に「100mlあたりの単価」を意識すると、本当の意味でのコスパ最強銘柄が見えてきます。

2,「ベーススピリッツ」で決まる口当たりとキレ

ジンの土台となるアルコール(ベーススピリッツ)の種類によって、飲んだ瞬間の印象はガラリと変わります。

  • ニュートラルスピリッツ(洋酒メーカー系)

トウモロコシや麦などを蒸留した、純度の高いアルコールが土台。「キレ」が良く、ジュニパーベリーやボタニカルの香りがダイレクトに響くのが特徴です。海外の王道ジンを飲み慣れている方におすすめ。

  • 焼酎(芋・米・麦などの焼酎を造る蔵元)

伝統的な焼酎造りの技術を応用し、自社の焼酎をベースに使用。ベース自体に焼酎由来の旨みや甘みが微かに残っているため、焼酎が好きな方や、日本ならではの個性的な風味を楽しみたい方に最適。

3,「ボタニカル」を自分の好みで選ぶ

クラフトジンの醍醐味は、その土地ならではの素材(ボタニカル)にあります。2,000円台でも、驚くほど表情豊かな香りが楽しめます。

  • 【柑橘系】 柚子、レモン、甘夏など。爽やかで、どんな食事にも寄り添います。
  • 【お茶系】 緑茶、抹茶、ほうじ茶。和食と相性が良く、ホッとする香りです。
  • 【森・アロマ系】 クロモジやハーブ。リラックスしたい夜、自分へのご褒美に。
  • 【スパイシー系】 生姜、山椒など。ピリッとした刺激がクセになります。

 

 

【コスパ最強 2000円台】ジャパニーズ クラフトジン17選|2026年版|一覧

  1. 桜尾 GIN ORIGINAL(オリジナル)|株式会社サクラオB&D(広島県)
  2. 桜尾 GIN HAMAGOU(ハマゴウ)2025|株式会社サクラオB&D(広島県)
  3. 桜尾 GIN WHITE HERBS(ホワイトハーブス)|株式会社サクラオB&D(広島県)
  4. 香の雫(かのしずく)|養命酒製造株式会社(長野県)
  5. クラフトジン 瀬戸内 檸檬|株式会社三宅本店(広島県)
  6. クラフトジン 瀬戸内 甘夏|株式会社三宅本店(広島県)
  7. ニッカ ジンスパイア|ニッカウヰスキー株式会社(東京都/千葉県)
  8. クラフトジン歌川|美峰酒類株式会社(群馬県)
  9. 愛知クラフトジン キヨス|清洲桜醸造株式会社(愛知県)
  10. 和食と合わせる焼酎蔵のクラフトジン 抹茶仕立て|福徳長酒類株式会社(福岡県)
  11. 中野BC 槙-KOZUE|中野BC株式会社(和歌山県)
  12. 中野BC 香立-KODACHI|中野BC株式会社(和歌山県)
  13. 赤鳥居オリジナル|合資会社光武酒造場(佐賀県)
  14. OKA GIN 三|株式会社堤酒造(熊本県)
  15. 甲州 韮崎 ジン|株式会社サン.フーズ(山梨県)
  16. ジン 無銘|福徳長酒類株式会社(福岡県)
  17. Freeee!!!朝倉クラフトジン|株式会社篠崎(福岡県)

 

桜尾 GIN ORIGINAL(オリジナル)

桜尾 GIN ORIGINAL(オリジナル)

  • メーカー(生産地):株式会社サクラオB&D(広島県)
  • 容量・アルコール度数:700ml・47%
  • ボタニカル:ジュニパーベリー、広島県産レモン、広島県産ネーブル、広島県産夏ミカン、安芸高田市産川根柚子、広島県産橙、広島県産ヒノキ、広島県府中市さん緑茶、広島県山県郡産赤紫蘇、広島県神石郡産高原生姜、など。
  • 楽天市場価格[2026年2月]:2,020円 送料別
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2,000円台で「世界最高賞」の片鱗を味わえる1本

広島県廿日市(はつかいち)市に蒸留所を構える「株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー(旧・中国醸造)」が生んだ、日本を代表するクラフトジンです。

4,000円〜6,000円が相場であるクラフトジン市場において、700mlボトルで2,000円台前半という価格はまさに衝撃的。しかしその実力は折り紙付きで、世界的な酒類コンペティション「ISC」での最高金賞や、「SFWSC」でのダブルゴールド受賞など、名だたる賞を総なめにし、世界に「SAKURAO」の名を轟かせました。

高級ラインの「LIMITED」が広島産素材のみにこだわるのに対し、この「ORIGINAL」は広島産ボタニカル9種と海外産の伝統素材を巧みに融合。ハイエンドな品質と驚異のコストパフォーマンスを両立させた、ジャパニーズジンの入門にして決定版と言える1本です。

広島の風土を凝縮した14種類のボタニカル

伝統的なロンドンドライジンの製法(スティーピング法とヴェイパーインフュージョン法の併用)を用い、素材ごとの繊細な香りを最大限に引き出しています。

フレッシュな広島産柑橘類:広島レモン、柚子、ダイダイ、ヒロシマペチカ(赤実)、ネーブル、夏みかん。香料は一切使わず、新鮮な果皮のみを直接蒸留しています。

  • 檜(ひのき):凛とした清々しさと、重厚でウッディな深みを演出。
  • 緑茶:味わいのバランスを整え、スッキリとした収束感を与えます。
  • 牡蠣の殻:広島名産の牡蠣の殻を粉砕して使用。独特のミネラル分が旨味を引き立て、シルクのような滑らかな口当たりを生みます。

 

クラシック×日本の融合が生む「至福の自宅バー体験」

グラスに注いだ瞬間、レモンの皮を指で弾いたような瑞々しい香りが広がります。口に含むと、47%という高アルコール度数を感じさせないほどシルキー。柑橘の爽やかさの後に、檜の安心感と、牡蠣殻由来のわずかな塩味・旨味が心地よい余韻を残します。

独創的な銘柄が多いジャパニーズジンの中でも、本機は王道のクラシック・スタイルを貫いています。スタンダードなドライジンとしての骨格がありつつ、日本的な要素がバランスよく溶け込んでいるのが最大の特徴です。

そのまま味わうのはもちろん、カクテルベースとしても真価を発揮します。ジントニックやジンソーダなど、あらゆるスタンダードカクテルをワンランク上の「バーの味」へと押し上げてくれるでしょう。

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桜尾 GIN HAMAGOU(ハマゴウ)2025

桜尾 GIN HAMAGOU(ハマゴウ)2025

  • メーカー(生産地):株式会社サクラオB&D(広島県)
  • 容量・アルコール度数:700ml・47%
  • ボタニカル:ジュニパーベリー(フランス産)、宮島の浜辺に自生するハマゴウ、ラベンダー、ローズマリーなど、計12種類を使用。
  • 楽天市場価格[2026年2月]:2,970円 送料別
  • Amazon価格[2026年2月]:在庫なし

瀬戸内の「一夏の記憶」を封じ込めた、年一回の限定モデル

「桜尾 GIN ORIGINAL」が広島の柑橘を象徴するフラッグシップであるのに対し、「桜尾 GIN HAMAGOU(ハマゴウ)2025」は、蒸留所の目と鼻の先に広がる宮島の対岸に自生する「ハマゴウ」を主役にした、特別な限定エディションです。

ハマゴウは古くからその香りの良さで知られ、かつては「香」として用いられていた歴史があります。このジンは、その年に収穫された新鮮なハマゴウを贅沢に使用。「2025年エディション」は、例年以上にハマゴウ特有の清涼感と、それを支えるハーブ類のバランスが秀逸な仕上がりとなっており、オリジナルが持つ「陽」のイメージに対し、こちらは「静」の魅力を放っています。

2025年版の深みを作る「全15種類」のボタニカル構成

オリジナルが14種類の素材で構成されているのに対し、「桜尾 GIN HAMAGOU(ハマゴウ)2025」は、全15種類のボタニカルを厳選。オリジナルとは配合をガラリと変え、ハマゴウの個性を最大限に引き出しています。

  • 主役のハマゴウ(広島産): 夏に紫色の花を咲かせるハマゴウ。その繊細な香りを壊さないよう、蒸留経路に素材をセットして蒸気を通す「ヴェイパーインフュージョン法」を採用。2025年版では、波打ち際を思わせる爽やかな香りがより鮮明に感じられます。
  • 広島産ボタニカル(7種): ハマゴウを中心に、ローズマリーやラベンダーといったフローラル・ハーバルな素材、そして土台を支えるレモンや柚子をブレンド。
  • 伝統素材(8種): ジュニパーベリーやコリアンダーシードなど、ジンの屋台骨を支える世界中から厳選された素材。

2025年エディションの魅力は、その「多層的な香りの変化」にあります。

グラスに注ぐと、まずローズマリーやラベンダーの華やかなハーブの香りが立ち上がり、その直後にハマゴウ特有の、ミントにも似たひんやりとした清涼感が追いかけてきます。口に含むと、オリジナル譲りの滑らかなアルコール感(度数47%)とともに、スパイシーな余韻が長く続きます。

「桜尾 GIN HAMAGOU(ハマゴウ)2025」の個性を一番に味わうならジントニックがおすすめ。トニックウォーターの甘苦さが、ハマゴウのフローラルな側面をさらに引き出し、まるで海風が吹き抜ける海辺でリラックスしているような感覚に浸れます。

柑橘が弾ける「オリジナル」は、食事中のソーダ割り(ジンソーダ)として。そして、フローラルで神秘的な「ハマゴウ」は、一日の終わりのリラックスタイムに。同じ蒸留所の2本を揃えることで、自宅での晩酌がより豊かにできると思います。

 

桜尾 GIN WHITE HERBS(ホワイトハーブス)

桜尾 GIN WHITE HERBS(ホワイトハーブス)

お祝いにふさわしい「ブーケ」のようなクラフトジン

「桜尾 GIN ORIGINAL」のクラシックな安心感、「HAMAGOU」の神秘的な清涼感。そのどちらとも異なる、圧倒的な多幸感をもたらしてくれるのが、この「桜尾 GIN WHITE HERBS(ホワイトハーブス)」です。

もともとは、同社の創業100周年と、新しい門出を祝う「ウエディング」をコンセプトに開発された限定モデル。白を基調とした美しいラベルデザインの通り、純白の花々やハーブを贅沢に使い、これまでのジンの概念を覆すほどエレガントで優しい香りに仕上げられています。

シリーズ最多「17種類」のボタニカルが生む、香りのブーケ

このボトルの最大の特徴は、スタンダードラインナップの中で最多となる、全17種類のボタニカルを使用しているところ。

  • 主役を飾る7種の花々(広島産・国産):レモンバーム、ホワイトローズ、エルダーフラワー、マジョラム、クローブ、ラベンダー、バニラ。これらを中心に、広島県産の厳選された素材が組み合わされています。
  • 伝統と革新の融合:ジュニパーベリーを含む伝統的なボタニカルをベースに置きつつ、「バニラ」を隠し味に加えることで、他の2本にはない、ふんわりとした甘い余韻と奥行きを生み出しています。

「桜尾 GIN WHITE HERBS(ホワイトハーブス)」は、独自の製法が用いられています。花びらのような繊細な素材の香りを壊さないよう、熱をかけすぎずに抽出。グラスに注いだ瞬間に「香りの花束(ブーケ)」を受け取ったような、鮮烈なアロマが広がります。

口に含んだ瞬間に広がるのは、レモンバームの爽やかさと、ホワイトローズやラベンダーの芳醇な花の香り。そして後味にはバニラのほのかな甘い香りが残り、まるで高級なアロマを纏っているかのような贅沢な感覚に包まれます。47%という度数を感じさせないほど、シリーズで最も優しくまろやかな味わいです。

ジン特有の「強いアルコール感」が苦手な方にも強くおすすめしたい、優しさに満ちた1本。

 

香の雫(かのしずく)

香の雫(かのしずく)

養命酒製造の知恵が凝縮された「森林浴クラフトジン」

「香の雫(かのしずく)」は、日本を代表する薬用酒メーカー「養命酒製造」が、その「香りの抽出技術」を遺憾なく発揮して造り上げたクラフトジンです。最大の特徴は、日本古来の香木であり、高級爪楊枝の原料としても知られる「クロモジ(黒文字)」を使用しているところにあります。

「クロモジ」が奏でる、3層の香りの設計

「香の雫」に使用されているボタニカルは、厳選された11種類。養命酒製造の知見を活かし、香りの「立ち上がり」から「余韻」まで計算し尽くされています。

主役は森のハーブ「クロモジ」。中央アルプスの麓に自生する野生のクロモジの枝を自社で蒸留。クロモジには、リラックス効果があると言われる成分「リナロール」が豊富に含まれており、ローズやラベンダーにも通じる、高貴で清々しい香りを放ちます。

脇を固める10のボタニカル

また、クロモジの香りを支えるのは、ジンの核となるジュニパーベリーをはじめ、爽やかなトップノートを演出するレモンピールなどの、厳選された10種類の素材。コリアンダーやカルダモンといった伝統的なスパイスに加え、養命酒製造が長年の研究で導き出した絶妙なハーブの配合が、クロモジの持つ高貴でウッディな香りにさらなる奥行きと複雑な表情を与えています。

味わいの土台を支える「水」へのこだわりも特筆すべき点。中央アルプス・駒ヶ岳山麓の清冽な地下水を使用しており、この山々が育んだ柔らかく清らかな水が、ジンの滑らかな口当たりとクリーンな後味をより一層引き立てています。

クラフトジンがブームになる前からハーブを研究し続けてきた養命酒製造だからこそ実現できた、雑味のないクリアな香りの設計。1,000円台後半という、このリストの中でも屈指の低価格でありながら、その香りの質は驚くほど高く、一口飲めば静かな森の中に迷い込んだような感覚に浸れます。

おすすめの飲み方

「香の雫」の清涼感を最大限に活かすなら、ぜひソーダ割り(強炭酸)で。食事の邪魔をしないどころか、和食や繊細な味付けの料理を引き立てる「和の食中酒」としてもおすすめです。

 

クラフトジン 瀬戸内 檸檬

クラフトジン 瀬戸内 檸檬

「クラフトジン 瀬戸内 檸檬」は、広島の銘酒「千福(せんぷく)」を醸す老舗蔵元「三宅本店」が設立した「SETOUCHI DISTILLERY」で造られているクラフトジンです。この蒸留所ではモルトウイスキーも生産しています。

日本一のレモン産地・広島から届く、圧倒的な「果実感」

広島県は、レモンの生産量日本一を誇る一大産地です。その中心地である呉市に蔵を構える三宅本店が、「瀬戸内の魅力を凝縮した酒を」という想いで造り上げました。

このジンの最大の特徴は、何といっても「レモンの鮮烈さ」にあります。海外のジンが乾燥させたジュニパーベリーを主体とするのに対し、本作は収穫されたばかりの瀬戸内産レモンを贅沢に使用。封を開けた瞬間に広がる香りは、まさに「もぎたてのレモン」そのもの。もはや「クラフトジン」というよりは、「レモンフレーバー・スピリッツ」といっても良いほど。

お酒に詳しくない方でも、一口飲めばその素材の良さをはっきりと実感できる、非常に分かりやすく、かつ完成度の高い仕上がりとなっています。

「SETOUCHI DISTILLERY」が導き出す、5種類のボタニカルと職人技

「クラフトジン 瀬戸内 檸檬」は複雑な素材を積み重ねるのではなく、厳選された5種類のボタニカルに絞り込むことで、レモンの香りを主役に据えた潔い設計になっています。

主役はもちろん、瀬戸内産レモンの果皮。これを職人が丁寧に扱い、レモンが持つ瑞々しい酸味だけでなく、ピール(皮)に含まれる爽やかな苦味やオイル感まで余すことなく抽出しています。

そしてレモンの風味を支えるのは、ジンの魂であるジュニパーベリー。そして、味わいに深みを与えるコリアンダー。さらに「緑茶」が加えられているのがポイント。緑茶が隠し味となることで、後味に一本筋が通り、スッキリとした「和」の清涼感を演出しています。

おすすめの飲み方

王道のジンソーダ。レモンを添えなくても、ジン自体が持つ圧倒的な柑橘香だけで美味しく飲めます。

もしレモンがあるなら、それを加えるのもより贅沢な飲み方。「クラフトジン 瀬戸内 檸檬」のフレーバーと、レモンの酸味が融合することで、最高に贅沢な「レモンサワーの進化系」のようなカクテルが完成すること間違いなし。

 

クラフトジン 瀬戸内 甘夏

クラフトジン 瀬戸内 甘夏

瀬戸内の初夏を思わせる、甘美でノスタルジックな香り

「クラフトジン 瀬戸内 甘夏」は、「瀬戸内 檸檬」と同じく、三宅本店の「SETOUCHI DISTILLERY」で造られているクラフトジンです。その名の通り「瀬戸内産甘夏」を主役に据えています。レモンとは対照的に、甘夏特有の「豊かな甘い香りと、後を引く上品なほろ苦さ」が最大の特徴となっています。

まるで初夏の瀬戸内海を眺めながら、瑞々しい果実を剥いた瞬間のような、どこか懐かしくも華やかな香りがボトルに詰め込まれています。レモンよりも「ボディ感(飲み応え)」を感じやすく、よりゆったりとお酒の個性を楽しみたい時に最適な仕上がりです。

厳選された素材が描く、調和の取れた味わい

「クラフトジン 瀬戸内 甘夏」のボタニカルは、「瀬戸内 檸檬」と同じく厳選された3種類(甘夏、緑茶、ジュニパーベリー)に絞られています。素材を詰め込みすぎないことで、主役である甘夏の個性を最大限にまで高めています。

主役となる瀬戸内産甘夏は、その果皮から抽出される芳醇なオイル分が、液体に深みとコクを与えます。そこにジンの魂であるジュニパーベリー、爽やかなスパイス感をもたらすコリアンダーを配合。「緑茶」は甘夏の甘みを引き立てつつ、後味をスッキリとまとめ上げる役割を果たしています。

おすすめの飲み方

飲み方としては、シンプルにソーダで割るか、ジントニックがおすすめ。トニックウォーターとの相性は「檸檬」以上。トニックのキナ由来の苦味と、甘夏のほろ苦さが共鳴し、非常にリッチで多層的な味わいのジントニックが完成します。

 

ニッカ ジンスパイア

ニッカ ジンスパイア

  • メーカー(生産地):ニッカウヰスキー株式会社(東京都/千葉県)
  • 容量・アルコール度数:700ml・43%
  • 主なボタニカル:ジュニパーベリー、ヘビーピートモルトなど、10種類以上のボタニカル
  • 楽天市場価格[2026年2月]:1,320円 送料別
  • Amazon価格[2026年2月]:在庫なし

ウイスキーの「魂」が宿る、ニッカウヰスキーの新境地

「ニッカ ジンスパイア」は、ニッカウヰスキーが100年近い歴史の中で培ってきた「浸漬」と「蒸溜」の技術を、クラフトジンの製造に応用した商品です。

最大の特徴は、ジュニパーベリーを中心とした10種類以上のボタニカルに加え、本来はウイスキー造りに使われる「ヘビーピートモルト」を、浸漬・蒸溜した「モルトスピリッツ」を使用しているところ。世界中をみても、ボタニカルにウイスキー用の「ヘビーピートモルト」を採用したジンはどこにもありません。ウイスキーメーカーならではのアイデアが詰まったクラフトジンと言えます。

モルトとボタニカルが織りなす、多層的な設計

このジンの面白さは、素材ごとの個性が緻密に計算されていることにあります。ジュニパーベリーを筆頭に、柑橘類をボタニカルに採用。クリーンな切れ味と、華やかなハーバル香を形成しています。さらに、ヘビーピートモルト由来の原酒が、液体にふっくらとした甘みと、ジンらしさを損なわない程度の、穏やかなピート香を授けています。

「ニッカ カフェジン」と比べると?

「ニッカ カフェジン」と「ニッカ ジンスパイア」。同じニッカウヰスキーが造るジンですが、そのキャラクターは全く異なるもの。

カフェジンはボタニカルの個性がしっかりと効いてる、本格的なクラフトジンといった印象ですが、「ニッカ ジンスパイア」はこれまでにない、新しいスタイルのジン。モルト由来の風味がアクセントとなる、ドライでスムースな個性を持っています。

「ニッカ カフェジン」と「ニッカ ジンスパイア」の比較表

項目 ニッカ カフェジン ニッカ ジンスパイア
価格帯 約5,000円前後(プレミアム) 約1,500円前後(リーズナブル)
度数 47% 43%
ベースの個性 希少な「カフェスチル」による穀物の甘みとなめらかさ ヘビーピートモルト由来の重厚感とスモーキーさ
ボタニカルの主役 山椒、ゆず、甘夏、かぼす、シークヮーサー、りんご ジュニパーベリー、ヘビーピートモルト等
味わいの印象 フルーティー、クリーミー、スパイシー(山椒) ドライ、スモーキー(焚き火)、麦のコク

「ニッカ ジンスパイア」は、ジンらしい爽やかさの奥に、ウイスキーメーカーにしか出せない「モルトの厚み」と「スモーキーな余韻」が同居する。1,000円台という低価格からは想像できない、現代のイノベーションを感じさせる新感覚のスピリッツ。

クラフトジンとしては、ボタニカルの個性にやや物足りなさも感じますが、気軽に楽しめるジンとしてはコスパに優れた1本です。

 

クラフトジン歌川

クラフトジン歌川

群馬県高崎市の老舗メーカーが贈る「アロマと癒やし」のクラフトジン

「クラフトジン歌川」は、群馬県高崎市に拠点を置く1941年創業の老舗、美峰(みほう)酒類が製造するクラフトジンです。名前の由来は、同社の所在地である「高崎市歌川町」から。地元の名を冠したこのジンには、「高崎発のクラフトジンを多くの方に飲んでもらいたい」という願いが込められています。ボトルの容量は500ml。スタイリッシュで縦長のボトルフォルムが目を引きます。

美峰酒類では、「ゆず」と「生姜」の個性が異なる2種類のクラフトジンも製造しています。こちらもリーズナブルで美味しい銘柄ですが、今回は最もおすすめの、スタンダード「クラフトジン歌川」をご紹介します。

ラベンダーが主役、9種類のボタニカル

スタンダードな「クラフトジン歌川」は、ジュニパーベリーを含む9種類のボタニカルを使用しています。最大の特徴は「ラベンダー」。多くのジンが柑橘やスパイスを前面に出す中、「クラフトジン歌川」は、「ラベンダー」を強調しているのが非常にユニークです。飲むたびにアロマの癒やしとやすらぎを感じられるよう設計されています。まるで化粧品のように感じるパフューミーな仕上がりは、他のクラフトジンにはない特徴です。

その他、ボタニカルにはオレンジピール、レモングラス、コリアンダーシード、ジンジャー、ローズヒップ、ローリエ、シナモンなどが含まれており、華やかさとスパイシーさが絶妙に調和しています。

おすすめの飲み方

ラベンダーの香りを活かすなら、トニックウォーターで割るジントニックが最適。トニックの甘味とビターな風味に、華やかなラベンダーの優雅な香りが広がります。レモングラスやジンジャーのスパイス感が後を追う、自然豊かなアロマティックな味わいを楽しめます。

「クラフトジン歌川」は、2000円台どころか、1000円台で購入できるお手頃なジン。銘柄としてはあまり有名ではありませんが、この価格帯では圧倒的なパフォーマンスを持っているので、一度は飲んでいただきたい1本です。

 

愛知クラフトジン キヨス

愛知クラフトジン キヨス

老舗蔵元の「醸造技術」を結集した「和」のジン

「愛知クラフトジン キヨス」は、愛知県清須市の老舗・清洲桜醸造が、創業以来培ってきた酒造りの伝統と最新のバイオ技術を注ぎ込んで造り上げたクラフトジンです。清洲桜醸造といえば「清酒(日本酒)」が有名ですが、このジンのベースは清酒を再蒸留したスピリッツではなく、長年の酒造りで磨き上げた独自の「蒸留技術」を活かした自社製スピリッツをベースに使用しています。

清酒蔵にとってジン造りは未知の領域でしたが、その挑戦は世界を驚かせました。世界的な酒類品評会「IWSC 2020」で95点という高得点を叩き出し、国内外で極めて高い評価を確立しています。

愛知の恵みを詰め込んだ、厳選10種類のボタニカル

地元愛知の特産品を中心に、個性を際立たせる10種類の素材がバランスよく配合されています。主要なボタニカルは以下の3種類。

  • 蒲郡(がまごおり)みかん: 温暖な気候で育ったミカンの皮を使用。華やかでフレッシュな柑橘香の主役です。
  • 西尾の抹茶: 全国有数の生産量を誇る抹茶。お茶特有の深みと、上品なほろ苦さを与えます。
  • 稲沢の金時生姜: 香りが強く、辛味がしっかりとした生姜。味わいに奥行きとキレをもたらします。

これらの素材とジュニパーベリーを軸に、レモンピール、山椒、シナモン、コリアンダー、カモミール、キャラウェイシードをブレンドしています。

圧倒的なコストパフォーマンス

これほどまでにこだわり抜かれ、世界的な評価を得ているクラフトジンであれば、通常は数千円してもおかしくありません。しかし「愛知クラフトジン キヨス」の真に驚くべき点は、その価格設定。2,000円台どころか、なんと1,000円台という安さ。この圧倒的なコストパフォーマンスこそ、老舗蔵元の技術力と「日常的に楽しんでほしい」という想いの結晶でしょうか。

おすすめの飲み方

「ジンソーダ」は、メーカー公式でも推奨されている、食中酒としての飲み方。強炭酸で割ることで柑橘の香りが一層引き立ち、脂ののった刺身や天ぷらといった和食の油をスッキリと流してくれます。

食後はオンザロック。氷が溶けるにつれて、かすかに感じる抹茶やシナモンの香りとドライな飲み口は、じっくりとボタニカルの変化を楽しみたい時に最適です。

 

和食と合わせる焼酎蔵のクラフトジン 抹茶仕立て

和食と合わせる焼酎蔵のクラフトジン 抹茶仕立て

焼酎蔵の技術で実現した、食卓に寄り添う「和」のジン

「和食と合わせる焼酎蔵のクラフトジン 抹茶仕立て」は、本格焼酎「博多の華」などで知られる福徳長酒類が、長年培ってきた蒸留技術を注ぎ込んで造り上げたクラフトジンです。

最大の特徴は、華やかな香りを楽しみながらも「和食の繊細な味を邪魔しない」という、食中酒としての完成度。清酒や焼酎の醸造・蒸留において豊かな歴史を持つ同社だからこそ辿り着いた、日本人の味覚と日本の食卓に最も馴染むバランスが追求されています。

厳選されたボタニカル、こだわりの「抹茶」

味わいの核となるのは、その名の通り贅沢に使用された「抹茶」です。抹茶特有の上品な香りと、穏やかな旨み、そして心地よい苦みがベーススピリッツに見事に溶け込んでいます。

「和食と合わせる」という一貫したコンセプトは、このメインボタニカルである「抹茶」によって形作られました。抹茶の風味が料理の「出汁」や「醤油」と絶妙に響き合い、口の中をスッキリと整え、次の一口をさらに美味しく引き立てます。

また、抹茶とジュニパーベリーを軸に、和の素材を厳選した「複雑すぎない構成」も大きな魅力。この潔い設計が、お刺身や天ぷら、煮物といった和食全般との、無理のない完璧なペアリングを実現しています。

国産素材の贅沢な共演と、驚きのコストパフォーマンス

「和食と合わせる焼酎蔵のクラフトジン 抹茶仕立て」の真骨頂は、厳選された国産ボタニカルを惜しみなく使用していながら、日常的に楽しめる圧倒的なコスパを実現している点にあります。1,000円台という驚きの安さは、蔵人の卓越した技術があるからこそ成し得た価格設定でしょう。

多くのジンが海外産の原料に頼るなか、あえて国産素材にこだわることで、私たちの味覚に深く馴染む「和のアロマ」を追求。一口ごとに、日本の四季を感じさせるようなフレッシュで奥行きのある個性に仕上がっています。

おすすめの飲み方

「和食と合わせる焼酎蔵のクラフトジン 抹茶仕立て」の魅力をさらに際立たせる、「ソーダ割」と「緑茶割」がおすすめです。

  • 弾ける香りの「ジンソーダ」

炭酸のソーダで割るシンプルなスタイルで。炭酸の泡とともに、核となる「抹茶」の上品なアロマがパッと華やかに弾けます。抹茶のほろ苦さとジュニパーベリーの清涼感が喉を駆け抜け、後味は驚くほどスッキリ。

  • 香り重なる至福の「緑茶割」

抹茶仕立てのジンだからこそ、ぜひ試していただきたいのが「緑茶割」です。同じ「茶葉」という共通点によって、深みと緑茶の清涼感が、ジンの持つ「和」のハーブ感を引き立て、この上ない一体感をもたらします。

 

中野BC 槙-KOZUE

出典:https://shop.nakano-group.co.jp/c/craftgin/kozue

中野BC 槙-KOZUE

高野山の聖木「高野槙」がもたらす、静謐な森の香り

和歌山県の老舗蔵元・中野BCが製造する「槙-KOZUE-」は、世界で初めて、針葉樹「高野槙(こうやまき)」をボタニカルに採用した革新的なクラフトジンです。高野山の聖木としても知られる針葉樹・高野槙の葉を贅沢に使用。グラスに注いだ瞬間、まるで静寂な森の中に佇んでいるような、凛として清涼感あふれる香りが広がります。

ゼロからの挑戦:未知の素材「高野槙」への着目

「槙-KOZUE-」の開発は、2013年に飲用や食用の前例がない地元の針葉樹「高野槙」に着目したことから始まりました。

当初はウォッカとしての活用を模索していましたが、試作の過程で偶然にもジンのような香りが現れることを発見します。後の調査で、高野槙にはジンの核となるジュニパーベリーと共通の芳香成分が豊富に含まれていることが判明し、和歌山初のクラフトジン開発へと大きく舵を切ることとなりました。

しかし、製品化への道は険しく、高野槙とジュニパーベリーだけでは味わいのパンチが不足し、特産の梅や柚子を用いた試行錯誤も難航します。その突破口となったのは、学術的なアロマの知見を持つ女性研究員による「高野槙はオレンジやレモンと相性が良い」という一言でした。

この助言をヒントに、素材の良さを最大限に引き出す黄金バランスが導き出され、構想から5年の歳月を経て、ついに唯一無二のジン「槙-KOZUE-」が完成したのです。

全てが和歌山産。厳選された4つのボタニカル

ジンの定義であるジュニパーベリーに加えて、その他の配合されているボタニカルはすべて和歌山産。

  • 高野槙: 森の奥深さを感じさせる、このジンの核となる香り。
  • 温州みかんの皮: 紀州の太陽を浴びた、華やかで柔らかな柑橘の甘み。
  • レモンの皮: 全体をシャープに整える、フレッシュな酸味。
  • ブドウ山椒: 和歌山特産の山椒。後味にピリッとした刺激と爽やかなシトラス感を加えます。

おすすめの楽しみ方

  • ソーダ割り(森のソーダ)
    炭酸が弾けるたびに高野槙の香りが立ち上り、お刺身や焼き魚など、和食の繊細な味を一層引き立てます。
  • 緑茶割り(和の深み)
    「槙」の森のような香りと、緑茶の青々しさは相性抜群。お互いの植物由来の香りが重なり合い、心落ち着く一杯に仕上がります。

 

中野BC 香立-KODACHI

中野BC 香立-KODACHI

熊野古道の森林風景を彷彿とさせる、和歌山産ボタニカル

「香立-KODACHI-」は、世界遺産・熊野古道の荘厳な森林風景をイメージして造られた和歌山産クラフトジン。商品名には、天に向かってそびえ立つ「木立(こだち)」と、優雅な木の香りが「立ち上る」さまの両方の意味が込められています。「槙-KOZUE-」と「香立-KODACHI-」は、いずれも和歌山産素材にこだわった中野BCの製品ですが、その香りの核となる主役が明確に異なります。

「槙-KOZUE-」は高野山の聖木である高野槙を主軸に、清涼感あふれる「森の香り」を表現しています。これに対し「香立-KODACHI-」は、「紀州杉(すぎ)」と「紀州桧(ひのき)」をメイン素材に据え、温州みかん皮やレモン皮、山椒の種を加えることで、より重厚で落ち着きのある「森林の静寂」を描き出しています。

どちらも共通の芳香成分を含みますが、「香立-KODACHI-」のほうがウッディネスでオーキーな仕上がり。杉から桧へと移ろう木々の香りを楽しめます。

紀州材と柑橘、山椒が織りなす重厚なハーモニー

「香立-KODACHI-」最大の特徴は、和歌山県が誇る「紀州杉」と「紀州桧」をメインに据え、そこに地元の柑橘と山椒を組み合わせた贅沢な素材使いにあります。

紀州杉と紀州桧は、ジンの核であるジュニパーベリーと同じ芳香成分「α-ピネン」を多く含むため、互いの香りを深め合う性質があります。これにより、杉の香りが立ち上がったあと、ヒノキの重厚な香りが重なりあうことで、重厚な木々のハーモニーを生み出しています。

また、温州みかんとレモンの皮を使用することで、爽快さと口当たりの良さを表現。さらに和歌山産の山椒の種が、後口のキレ感を生み出します。ベースのスピリッツはあえてニュートラルスピリッツを使用し、ボタニカルの個性を活かしています。

おすすめの楽しみ方

「香立-KODACHI-」のウッディ―な風味をシンプルに味わうためには、ソーダ割やロックがおすすめ。ソーダ割りにすると、炭酸によって杉やヒノキ、柑橘の香りが鮮やかに開き、森林浴をしているようなリフレッシュ感を味わえます。

 

赤鳥居オリジナル

赤鳥居オリジナル

佐賀の老舗蔵元が放つ、祐徳稲荷神社の名を冠したジン

「赤鳥居オリジナル」は、佐賀県鹿島市で元禄元年(1688年)から続く光武酒造場が、長年培った蒸留技術を注ぎ込んで造り上げたクラフトジンです。

「赤鳥居」の名は、日本三大稲荷の一つとして有名な、鹿島市の祐徳稲荷神社にある巨大な赤鳥居に由来しています。残念ながら老朽化の為、2007年に惜しまれつつも解体となり、現在はその姿はありませんが、今でも多くの人々の心にその姿を残し、後世に語り継がれています。

厳選された5種類の原料が織りなす、洗練された「和」の香り

「赤鳥居 オリジナル」は、素材を5種類に絞り込むことで、各ボタニカルの個性を最大限に引き出しています。2種の柑橘が織りなす多層的でフレッシュなシトラスの香り。そこに「杉」のウッディな個性と、「日本茶」による和のテイストが重なることで、日本の森林を思わせる落ち着いた深みを感じます。

ボタニカルの種類が少ない中でも、爽やかさと気品が共存する味わいに仕上げられており、2000円台のクラフトジンとは思えないほど複雑な仕上がりです。

また、「赤鳥居オリジナル」の仕込み水には、名水百選にも選ばれる多良岳山系の良質な天然水を使用しています。この非常に滑らかな水が、アルコール分45度という強さを感じさせない、シルキーで柔らかな質感と、透き通るような飲み心地を生み出しています。

おすすめの楽しみ方としては、ソーダ割りやジントニックを推奨しています。炭酸とともに柑橘の香りが華やかに立ち上がり、杉の香りが後口を上品に引き締め、和食の繊細な味わいを邪魔せず、食中酒として最適。ジントニックのベースにすると、トニックウォーターの甘みと苦みが柑橘の芳醇さをさらに強調し、華やかでリッチな1杯に仕上がります。

なお、上位ボトルに「赤鳥居プレミアム」という商品もあり、こちらは700mlで税抜き4,400円となっています。

 

OKA GIN 三

出典:https://www.nittos.co.jp/h-okagin.htm

OKA GIN 三

ジンなのに「900ml」ボトル⁉

熊本県球磨郡の老舗・堤酒造の手がける「OKA GIN 三」は、ジンとしては非常に珍しい900mlという大容量サイズであり、今回ご紹介したジンの中でもコストパフォーマンスが最も優れています。

堤酒造は、明治11年創業の球磨焼酎を造る老舗蔵。500年以上の歴史を持ち、以来、豊かな自然環境と良質な水、そして厳選された原料を用いた酒造りを140年以上にわたって守り続けています。

世界一の称号「BEST OVERALL GIN」を受賞

2024年の「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC)」において、歴史的な快挙を成し遂げました。世界中からエントリーされた全450銘柄のジンの頂点に立ち、最高賞である「BEST OVERALL GIN」を受賞。世界3大スピリッツコンペの一つにおいて、4大スピリッツ(ウォッカ、ラム、テキーラ、ジン)の一角で日本産が世界1位に選ばれたことは、焼酎蔵の蒸留技術の高さを象徴するものとなりました。

原料の個性を際立たせる「三」の哲学

多くのジンが多種の原料による複雑さを追求する中、「OKA GIN」はあえて真逆の「原料の個性の強調」をテーマに掲げています。原料が多すぎると個々の輪郭が薄れてしまうため、風味の柱を以下の3種類に限定。この「3つの香りの柱」がしっかり主張することから、「三」というユニークな愛称が付けられています。

  1. ジュニパーベリー: ジンのベースとなる、芯のある香り。
  2. ジンジャー: スパイシーで力強い刺激。
  3. 柑橘類(柚子、甘夏など): 日本をイメージさせる爽やかな香り。

おすすめの楽しみ方

メーカー推奨は、やはりソーダ割り。炭酸によって、限定された3つの原料の個性が鮮やかに弾けます。ジンジャーのキレと柑橘の清涼感が引き立ち、世界1位の味わいを食事とともに楽しむのに最適な飲み方。また、スパイシーな要素を活かして、オレンジジュースやグレープフルーツジュースなどで割ったカクテルにするのもおすすめです。

 

甲州 韮崎 ジン

甲州 韮崎 ジン

甲州 韮崎(にらさき)の清流が育むクラフトジン

山梨県甲府盆地の北部に位置し、富士山や八ヶ岳を望む美しい森と清流に囲まれた「韮崎」の地。ここで湧き出た清らかな水と、吟味を重ねたこだわりの原酒を融合させたのが「甲州 韮崎 ジン」です。製造元は、韮崎に蒸留所を持つ株式会社サン.フーズ。販売元は食品専門商社の富永貿易株式会社となります。

このジンは2022年3月の発売以来、700mlの大容量で2000円以下という圧倒的な安さを実現。コスパの高さが評価されています。

厳選された9種のボタニカル

日本人の味覚に合うよう、四季の息吹を感じさせる素材を中心にバランスよく仕上げられています。

  • 和の象徴: 紫蘇(シソ)、桜
  • 伝統素材: ジュニパーベリー、リコリス、コリアンダー、アンジェリカ
  • 柑橘の爽快感: ライム、グレープフルーツピール、オレンジピール

柑橘系の爽やかな風味の中に、桜の優しい香りとシソの清涼感がほんのり漂う、癖のないスッキリとした飲み口が最大の特徴です。また、アルコール度数を37%に抑えることで、ジンの芳醇さを保ちつつ、軽やかで飲み飽きない食中酒としての側面を重視しています。

おすすめの飲み方

度数が低めで飲みやすいため、思い切って「ロック」に挑戦してみるのも一つの楽しみ方です。ドライで雑味のないクリアな味わいは、海外の本格的なジンを飲み慣れている方にも納得のクオリティ。初心者でも驚くほどスッキリと楽しめます。

 

ジン 無銘

ジン 無銘

焼酎蔵の矜持「本格焼酎ベース」のジン

「ジン 無銘」は、福岡県久留米市の福徳長酒類が製造するクラフトジンです。販売元はオエノングループとなりますが、「福岡発」のジンとして、ベーススピリッツに様々な原料の本格焼酎を贅沢に使用。これにより、一般的なジンとは異なる、焼酎フレーバーを感じる厚みのある味わいを生み出しています。

商品名には“美酒に銘なし”という意味を持つ「無銘」を採用。真っ向勝負に「味わい」でこのジンを評価して欲しいという願いも込められています。

和の深みを与える8種のボタニカル

日本の素材を中心に、複雑で奥行きのある香りを構築する8種類のボタニカル、ジュニパーベリー、コリアンダー、ビターオレンジピール、柚子、玉露、桜葉、ホップ、和薄荷(ニホンハッカ))を使用。本格焼酎由来のコクに、玉露や桜葉の芳醇な香り、和薄荷やホップの爽快感が加わり、幾重にも広がる香りの層を楽しめます。

おすすめの飲み方

メーカーが最も推奨する「ジン 無銘」の飲み方は、ジン本来の力強さをダイレクトに感じられる「ロック」。本当に旨い酒に、銘柄の有名無名は関係ない。ならばシンプルに飲んでみようではありませんか。

価格はショップによって異なっており、Amazonでは参考小売価格3,300円を上回っていますが、楽天では2000円台で購入可能です。

 

Freeee!!!朝倉クラフトジン

Freeee!!!朝倉クラフトジン

  • メーカー(生産地):株式会社篠崎(福岡県)
  • 容量・アルコール度数:500ml・46%
  • 主なボタニカル:ジュニパーベリー、富有柿、木酢(きず)果汁、月桃の実、カカオニブ、アップル、オレンジピール、レモンピール、赤しそ、タラの葉、カキオドシ、コリアンダー、リコリス、アニス、シナモン、クローブ、アンゼリカ。
  • 楽天市場価格[2026年2月]:2,550円 送料別
  • Amazon価格[2026年2月]:3,361円 送料無料

朝倉の老舗蔵元がクラフトジンの「Freeee!!!」を叫ぶ⁉

「Freeee!!!朝倉クラフトジン」は、福岡県朝倉市で、江戸時代から200年以上の歴史を誇る株式会社篠崎が造る本格クラフトジンです。樽熟成麦焼酎「朝倉」などで知られる同社が、長年培った蒸留技術を注ぎ込み、「お酒をより自由に、ボーダレスに楽しんでほしい」という想いから誕生しました。

このユニークな「Freeee!!!」という商品目には、以下の3つの「自由」のコンセプトが込められています。

  • 飲み方の自由: 割り材を選ばず、ストレートからカクテルまで楽しめる。
  • 時間の自由: 朝・昼・晩、シーンを選ばず楽しめる軽快さ。
  • 心の自由: 伝統や格式にとらわれず、直感的に「美味しい」と感じる体験。
    スタイリッシュなラベルデザインも、その自由で現代的な世界観を象徴しています。

素材を活かす「ベーススピリッツ」と「ボタニカル」

ベースとなるスピリッツには、焼酎蔵ならではの知見が活かされたクリアで高品質なものを使用。そこに厳選された17種類のボタニカルを浸漬。蒸留は減圧蒸留(気圧を下げた状態で加熱し、低温で沸騰させる方法)を採用しています。

伝統的なジュニパーベリーに加え、福岡・朝倉の豊かな自然を感じさせる素材をバランスよく配合することで、ボタニカルから抽出された豊かな香りをしっかり閉じ込めています。

楽しみ方も「Freeee!!!」で

「Freeee!!!朝倉クラフトジン」は、「自由な発想でとにかくおいしいジン」がコンセプトですので、あらゆる飲み方で試したいところ。ジンソーダ、ロック、ジントニック、ストレート、その他カクテルベースなど、飲み方次第で、刻一刻と変化する表情を堪能しましょう。

Amazonでは3000円を超えていますが、楽天では2000円台で購入できます。

 



 

かつては高級品のイメージが強かったジャパニーズ・クラフトジンですが、今や2,000円台で世界最高峰の品質を楽しめる時代になりました。

今回ご紹介した17銘柄は、どれも「安かろう」を覆す、造り手の情熱が詰まったものばかりです。まずは気になった一本を手に取り、まずはストレートで香りを、次にソーダ割りでその変化を楽しんでみてください。

ユースケ
ユースケ

あなたの人生が1杯の「ジン」で幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

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この記事を書いた人
かきざきゆうすけ

柿﨑祐介(かきざきゆうすけ)
BAR WHITE OAK 店主。1985年生まれ。青森県出身。ウイスキーとワインをこよなく愛する。調理師専門学校を卒業後、パティシエ、料理人を経験。2011年からバーテンダーとして働く。2022年1月20日 東京・銀座にBAR WHITE OAK(バーホワイトオーク)をオープン。JSA認定ソムリエ。ウイスキー文化研究所認定ウイスキーエキスパート。Jr.野菜ソムリエ。ダビドフ認定シガーソムリエ。

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