こんばんは ユースケです。
自己紹介：BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中！
この記事では１～3万円くらいで販売されている、おすすめの高級アイリッシュウイスキーをご紹介いたします。
スコッチと比べるとリーズナブルなものが多いアイリッシュウイスキーですが、中には普段の飲みには贅沢な高級ウイスキーも存在しています。
今回は現役バーテンダーであるわたくしが厳選した銘柄を4本ピックアップ。ハイクラスなアイリッシュに興味のある方、プレゼント用のウイスキーを探されている方にもおすすめの内容となっております。
【2023年版】アイリッシュウイスキー蒸留所51カ所解説の記事↓
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【2024年版】バーテンダーおすすめ！高級アイリッシュウイスキー4選
- ティーリング 21年 ライジング リザーブ No.1 カルカベロス フィニッシュ
- ブッシュミルズ シングルモルト21年
- ジェムソン18年 リミテッドリザーブ
- レッドブレスト 12年 カスクストレングス
【2024年版】バーテンダーおすすめ！高級アイリッシュウイスキー4選｜ティーリング 21年 ライジング リザーブ No.1 カルカベロス フィニッシュ
ティーリング 21年 ライジング リザーブ No.1 カルカベロス フィニッシュ
シングルモルトウイスキー
700ml 46％
楽天市場価格[2024年3月]：30,800円
2015年にダブリンに誕生したティーリング蒸留所は、125年ぶりにウイスキーを蒸留する施設として注目を集めました。
かつてはビール工場やウイスキー蒸留所が立ち並んでいたリバティーズ地区の古い倉庫を改装して開業。ティーリング蒸留所では、ウイスキーの製造に加えて、インディペンデントボトラーとしても活動し、原酒を買い付けて販売しています。
アイリッシュウイスキーのクラフト蒸留所建設が近年急速に増加していますが、ティーリング蒸留所はその中でも先駆けて誕生し、多くのウイスキーファンから支持を受けています。その成功は、他の多くのクラフト蒸留所にとっても刺激となっています。
「ティーリング 21年 ライジング リザーブ No.1 カルカベロス フィニッシュ」は、ライジングシリーズの第一弾としてリリース。貴重な20年オーバーのアイリッシュウイスキー。ホワイトポートワインの樽でカスクフィニッシュが行われています。
【2024年版】バーテンダーおすすめ！高級アイリッシュウイスキー4選｜ブッシュミルズ シングルモルト21年
ブッシュミルズ シングルモルト21年
シングルモルトウイスキー
700ml 40％
楽天市場価格[2024年3月]：22,800円
ブッシュミルズの最上位ボトル。最低19年間オロロソシェリーカスクとバーボンカスクで熟成させた原酒をヴァッティングし、マディラワインカスクで２年間の後熟を施しています。アイリッシュウイスキーで21年物クラスとなると、ボトラーズの一部でリリースされているものを除けばブッシュミルズ以外はなかなか見かけることはありませんね。
口に含むと長期熟成によってソフトになった原酒が広がります。モルト、柑橘、白桃、レーズン、ハチミツ。なめらかでスイート。きめ細かさを感じます。繊細なので加水には不向き。ストレートで飲みましょう。
【2024年版】バーテンダーおすすめ！高級アイリッシュウイスキー4選｜リミテッドリザーブ
ジェムソン18年 リミテッドリザーブ
ブレンデッドウイスキー
700ml 40％
楽天市場価格[2024年3月]：21,800円
世界一売れているアイリッシュウイスキー「ジェムソン」からは、今回２銘柄を選出しました。
「ジェムソン18年 リミテッドリザーブ」は、現在並行輸入で国内に流通している上位版。スパニッシュ・オロロソシェリーカスクで最低１８年 以上熟成させ、その後バーボ ンバレルでの後熟を行っています。マスターディーラーが原酒を厳選し、年2回のみボトリングされている限定品。
バーボン樽熟成の後にシェリー樽での後熟を施すことはよくありますが、このボトルは逆でメインの熟成がシェリー樽となっているのが珍しいところです。ウイスキーの個性にはオロロソシェリーカスクの風味が豊かに感じられ、スタンダードのジェムソンとは全く異なる味わいとなっています。
【2024年版】バーテンダーおすすめ！高級アイリッシュウイスキー4選｜レッドブレスト 12年 カスクストレングス
出典：https://item.rakuten.co.jp/
レッドブレスト 12年 カスクストレングス
ピュアポットスチルウイスキー
700ml 58％
楽天市場価格[2024年3月]：19,836円
「レッドブレスト」は、新ミドルトン蒸溜所で生産しているピュアポットスチルウイスキー（シングルポットスチルウイスキー）です。日本で一般的に入手可能なポットスチルウイスキーは、「グリーンスポット」以外には「レッドブレスト」のみです。
以前のボトルデザインは、ミドルトン蒸留所のポットスチルが描かれていましたが、現在のボトルには赤いコマドリが描かれています。ヨーロッパコマドリがモデルとなっており、これはイギリスやアイルランドで一般的な鳥です。
「レッドブレスト」は1939年にギルビー社によって立ち上げられました。ダブリンの「ボウストリート蒸留所」が1960年代に閉鎖され、1971年まで供給されていましたが、1985年に生産が終了。その後、アイリッシュディスティラリーズ社（ペルノリカール傘下）がブランド権を買収し、レッドブレストを再び生産しています。
レッドブレストに使用されている原酒は、新ミドルトン蒸留所の比較的重いタイプのピュアポットスチルウイスキー。「レッドブレスト 12年 カスクストレングス」は、シェリー樽とバーボン樽で12年以上熟成した原酒をブレンドし、無加水でボトリング。アルコールの刺激は強めですが、アイリッシュ特有のクリーミーさとモルティーな風味が心地よく広がります。
オンザロックでゆっくりと楽しむのもいいですね。
どうしてもスコッチと比べられるアイリッシュですが、スコッチとはまた違った魅力があり、高級なアイテムほどその個性の差がしっかりと感じられるところが魅力的。
スコッチが好きな人には是非飲んでほしいと思っています。高級なアイリッシュウイスキーはなかなか飲む機会も少ないかと思います。
ウイスキーが好きな人への特別なプレゼントとしてもおすすめです♪
あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。
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