スコッチウイスキー「スペイサイド」の全蒸留所を解説!おすすめ銘柄5選 

 

ユースケ
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こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

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この記事ではスコッチウイスキーの最大産地である「スペイサイド」にある全蒸留所54か所を簡単に解説していきます。スペイサイドの蒸留所を詳しく知らない方や、もう一度おさらいしたい方、 スペイサイド系のモルトがお好きな方におすすめの内容になっています。 最後にはおすすめのオフィシャル・スペイサイドモルトを5つご紹介いたします。入手もしやすいものに限定しましたので、ぜひご参考にしてみて下さい。 

 

2022年の最新版!「スコッチウイスキー蒸留所128カ所解説!おすすめボトルも登場」の記事はこちら↓

 

スコッチウイスキー「スペイサイド」の全蒸留所を解説!蒸留所一覧 

スペイサイドは蒸留所の数が多いため、所有するメーカーごとに分けて解説いたします。 

 蒸留所一覧 54か所(閉鎖蒸留所も含む) 

ディアジオ社 17か所 
  1. グレンエルギン [ GlenElgin ] 
  2. グレンロッシー [ Glenlossie ] 
  3. リンクウッド [ Linkwood] 
  4. マノックモア [ Mannochmore ] 
  5. ローズアイル [ Roseisle]ズアイル 
  6. オスロスク [ Auchroisk ] 
  7. ストラスミル [ Strathmill ] 
  8. インチガワー [ Inchgower ] 
  9. グレンスペイ [ GlenSpey ] 
  10. ダフタウン [ Dufftown ] 
  11. グレンダラン [ Glendullan ] 
  12. モートラック [ Mortlach ] 
  13. ベンリネス [ Benrinnes ] 
  14. カードゥ [ Cardhu ] 
  15. クラガンモア [ Cragganmore ] 
  16. ダルユーイン [ Dailuaine ] 
  17. ノッカンドオ [ Knockando ] 
 ペルノリカール社 13か所 
  1. グレンバーギ [ Glenburgie ] 
  2. ロングモーン [ longmorn ] 
  3. ミルトンダフ [ Miltonduff ] 
  4. グレントファース [ Glentauchers ] 
  5. グレンキース [ GlenKeith ] 
  6. ストラスアイラ [ Strathisla ] 
  7. アルタベーン [ Allt-A-Bhainne ] 
  8. ブレイヴァル [ Braeval ] 
  9. ザ・グレンリベット [ The Glenlivet ] 
  10. アベラワー [ Aberlour ] 
  11. ダルメニャック [ Dalmunach ] 
  12. グレンアラヒー [ Glenallachie ] 
  13. トーモア [ Tormore ] 
 ウィリアム・グラント&サンズ社 3か所 
  1. バルヴェニー [ Balvenie ] 
  2. グレンフィディック [ Glenfiddich ] 
  3. キニンヴィ [ Kininvie ] 
 バカルディ社 2か所 
  1. オルトモア [ Aultmore ] 
  2. クレイゲラキ [ Craugellachie ]  
 インターナショナル・ビバレッジ社 2か所 
  1. スペイバーン [ Spey burn ] 
  2. バルミニック [ Balmenach ] 
 エドリントン・グループ社 2か所 
  1. グレンロセス [ Glenrothes ] 
  2. マッカラン [ Macallan ] 
 その他 9か所 
  • ベンローマック [ BenromachBen ] ゴードン&マクファイル社 
  • ベンリアック [ Benriach ] ベンリアック・ディスティラリー社 
  • グレンマレイ [ GlenMoray ] ラ・マルケニケーズ社 
  • グレングラント [ GlenGrant ] カンパリ社 
  • タムナブーリン [ Tamnavulin ] エンペラドール社 
  • トミントール [ Tomintoul ] アンガス・ダンディ社 
  • バリンダルロッホ [ Ballindalloch ] バリンダルロッホエステート 
  • グレンファークラス [ Glenfarclas ] J&G・グラント社 
  • タムドゥー [ Tamdhu ] イアン・マクロード社 
 閉鎖蒸留所 6か所 
  • ダラスドゥー [ Dallas Dhu ] 
  • コールバーン [Coleburn] 
  • キャパドニック [ Caperdonich ] 
  • コンバルモア [ Convalmore ] 
  • ピティヴェアック [ Pittyvaich ] 
  • インペリアル [ Imperial ] 

 

その他、建設計画中のクラフト蒸留所がいくつかあります。 

 

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スコッチウイスキー「スペイサイド」の全蒸留所を解説!ディアジオ社 

 グレンエルギン GlenElgin ] 

スペイサイド・エルギン地区にあります。1936年にディアジオグループに入り、ブレンデッドウイスキーの「ホワイトホース」の原酒として有名です。柑橘とハチミツの香りを感じる、やわらかいモルトです。

グレンエルギン 12年 43度 箱付 700ml 並行

 

  グレンロッシー Glenlossie ] 

エルギン地区、ロッシー川の谷沿いにあります。 71年には第二蒸留所(マノックモア)を開設しています。ブレンデッドウイスキーの原酒として、「ヘイグ」と「ディンプル」のキーモルトとなっています。シングルモルトとしてはあまりボトリングされておらず、UD(ユナイテッドディスティラリー社)の「花と動物シリーズ」くらいでしょうか。   

グレンロッシー 10年 700ml 43度【あす楽対応】

 

リンクウッド Linkwood] 


「花と動物シリーズ」では白鳥のイラストが印象的なリンクウッド。蒸留所付近は、白鳥の飛来地として有名です。味わいは、華やかでフルーティー。それでいて、スモーキーさも感じるのでスペイサイドにしてはちょっと個性的です。樽や熟成期間によってかなり変わってくる印象もあります。 

シグナトリー リンクウッド 2008 9年 46% シングルモルト ウイスキー

 

 マノックモア Mannochmore ] 


グレンロッシー蒸溜所の敷地内に第2蒸溜所として誕生したのが、マノックモアです。ロッシーと同様に、「ヘイグ」と「ディンプル」の原酒として活躍しています。ちなみに、「ロッホドゥー」という名前で販売されているマノックモアがあります。   

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ローズアイル Roseisle] 

2009年に創業した比較的新しい蒸留所です。14基のポットスチルがある、ディアジオ社で最大級の蒸留所になります。原酒のほとんどは、ブレンデッドウイスキーの原酒として利用されています。シングルモルトとしては販売予定がないようです。  

 

オスロスク Auchroisk ] 


シングルモルトとしては「シングルトン」という名前で発売されています。「オスロスク」って言いにくいですよね。ウイスキーはバランスがとれた味わいで、飲みやすいスペイサイドモルトです。ブレンデッドウイスキーの「J&B」の原酒に使われています。 

 

ストラスミル Strathmill ] 


シングルモルトとしてはほとんど見かけることのなかった蒸留所でしたが、2000年頃に「花と動物シリーズ」で販売されました。フルーティーでモルティー。後味はドライにまとまっています。ブレンデッドウイスキーの「J&B」のキーモルトになっています。  

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インチガワー Inchgower ] 


ブレンデッドウイスキー「ベル」の主要原酒です。東ハイランドとの境界線付近にあることから、ウイスキーの個性もハイランドっぽいです。潮っぽさのあるドライなテイストは、スペイサイドの中ではかなり個性的と言えます。   

インチガワー 14年 700ml 43度【あす楽対応】

 

グレンスペイ GlenSpey ] 


グレンスペイ蒸留所は竹鶴政孝もウイスキー修行で訪れたことのある蒸留所です。シングルモルトとしてはかなりレアです。「花と動物シリーズ」くらいしかリリースされていない、なかなか飲めないウイスキーですね。  

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ダフタウン Dufftown ] 


スペイサイド・ダフタウン地区にある蒸留所です。現在は「シングルトン・オブ・ダフタウン」という名前でオフィシャルがリリースされています。ほとんどがブレンデッドウイスキーの構成原酒として使われています。落ち着いた、バランスのとれたモルトです。   

ダフタウン 8年 2008 ポート カスク フィニッシュ (クーパーズチョイス) 46度 700ml

 

グレンダラン Glendullan ] 


「グレンデュラン」とも呼びます。ウィリアムズ&サンズ社が設立した蒸留所ですが、蒸留所の買収が何度かあり、現在はディアジオ社が所有しています。シングルモルトとしてはあまり流通せず、ブレンデッドウイスキーの「オールドパー」の原酒として使われています。  

【シグナトリー】グレンダラン2007 12年 46/700[154957][正規輸入][箱付]

 

モートラック Mortlach ] 


モートラックは「2.81回蒸留」と呼ばれる、熟練したウイスキー職人でも困惑する複雑な蒸留システムを採用しています。フルーティーでしっかりとしたボディーのあるウイスキーです。ブレンデッドウイスキーの「ジョニーウォーカー」に使用されています。  

 

ベンリネス Benrinnes ] 


ベンリネス山(標高840mのスペイサイドで一番高い山)から名前をとった蒸留所です。ユニークなのは、モロミの一部を3回蒸留している所です。(スコッチは通常2回蒸留)シングルモルトとしてはリリースが少なく、ブレンデッドウイスキーの構成原酒として使われています。  

 

カードゥ Cardhu ] 


「カーデュ」とも呼ばれます。ブレンデッドウイスキー「ジョニーウォーカー赤ラベル」のメイン原酒として有名です。やわらかく、クリーミーで、落ち着きのあるソフトなモルトです。オフィシャルは2種類ほど販売されています。ボトラーズではほとんど見かけない為、個人的にはちょっと惜しい気がします。  

【並行輸入品】カーデュ(カードゥ)12年 40度 700ml 【箱入り】

 

クラガンモア Cragganmore ] 


ブレンデッドウイスキー「オールドパー」の原酒として使われています。オフィシャルが数種類販売されるくらいで、ボトラーズでは見かけることの少ないモルトです。ウイスキーは柔らかくて繊細。クセは少なく飲みやすいです。心を癒してくれる味わいですね。  

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ダルユーイン Dailuaine ] 


ブレンデッドウイスキー「ジョニーウォーカー」のメイン原酒として有名です。シングルモルトとしてはあまり販売されていません。モルティーでふくよかな甘さがあり、ちょっと個性的で面白い味わいなだけに、ボトラーズでも少ないのは残念ですね。  

 

ノッカンドオ [ Knockando] 


「ノッカンドゥ」とも呼びます。ブレンデッドウイスキー「J&B」のメイン原酒です。ボディーがあり、華やかだけどドライな味わいが魅力的です。シングルモルトとしてそこまでの人気はないのですが、ウイスキー通好みの大人の味わいです。

 

 

次のページでは「ペルノ・リカール社」の蒸留所を紹介

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