モエヘネシー・ルイヴィトン社
地域: スコットランド・アイラ島
創立年: 1815年
仕込み水:ウギディル湖、アイアナ湖
アードベッグはポートエレン製のヘビリーピーテッド麦芽を使用し、クセのあるパワフルなウイスキーを造り続けている蒸留所です。2008年にはフラッグシップである「10年」が、ワールド・ウィスキー・オブ・ザ・イヤー受賞。世界中のアードベギャン(アードベッグをこよなく愛するファンの総称)を虜にし続けています。蒸留所が創業したのは1798年と言われていますが、当時は生産量がかなり少なかったことから、この年が創業年とは発表していません。公式には1815年となっており、創業者のジョン・マクドゥーガルによって商業用ライセンスが取得され、生産量が拡大した年に設定されています。
麦芽のフェノール値は55~65ppmでアイラ島最強。ポットスチルはランタンヘッド型。初留、再留2基ずつ。年間生産量240万ℓ。再留釜(2回目の蒸留をするポットスチル)には精留器が備え付けられており、アイラ島ではアードベックだけとなっています。ウイスキーの熟成は主にアメリカンオークのバーボンカスクで、シェリーカスクや新樽、フレンチオークなども使用されています。シングルモルトとしての人気が非常に高いのですが、その割には蒸留所の規模が小さいことからオフィシャルボトル以外はあまり出回っていません。一部のボトラーズのみ流通していますが、ちょっと値段高いよね(笑)