

こんばんは ユースケです。
自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!
この記事では、世界で売れているウイスキーブランドをランキング形式で解説致します。
今回は2024年の売上トップ20銘柄をピックアップし、日本で販売されている銘柄については、2025年12月時点の市場価格も記載しています。インディアンウイスキーが圧倒的な存在感を示す一方で、スコッチやアメリカンウイスキー、日本のウイスキーも引き続き高い人気を維持しています。世界ではどのウイスキーが売れているのでしょうか?各銘柄を1位から順番に解説していきます。
なお、このランキングはイギリスの酒類及び飲料業界誌「ドリンクス・インターナショナル」の公開しているデータを基に作成しています。
過去のランキング記事はこちら↓
【2024年版】世界のウイスキー売上ランキングTOP20

| 順位 | ブランド(英語) | ブランド(日本語) | カテゴリー | 2024年 販売数 |
前年比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | McDowell’s | マクダウェルズ | インディアン | 3,220万ケース | 103% |
| 2 | Royal Stag | ロイヤル・スタッグ | インディアン | 3,100万ケース | 111% |
| 3 | Imperial Blue | インペリアル・ブルー | インディアン | 2,290万ケース | 100% |
| 4 | Johnnie Walker | ジョニーウォーカー | スコッチ | 2,160万ケース | 98% |
| 5 | Officer’s Choice | オフィサーズ・チョイス | インディアン | 2,130万ケース | 91% |
| 6 | Jack Daniel’s | ジャックダニエルズ | アメリカン | 1,410万ケース | 99% |
| 7 | Jameson | ジェムソン | アイリッシュ | 1,080万ケース | 106% |
| 8 | Jim Beam | ジムビーム | アメリカン | 1,070万ケース | 103% |
| 9 | Blenders Pride | ブレンダーズ・プライド | インディアン | 1,010万ケース | 105% |
| 10 | Ballantine’s | バランタイン | スコッチ | 930万ケース | 113% |
| 11 | Royal Challenge | ロイヤル・チャレンジ | インディアン | 910万ケース | 106% |
| 12 | Crown Royal | クラウン・ローヤル | カナディアン | 800万ケース | 104% |
| 13 | 8PM | エイト・ピーエム | インディアン | 720万ケース | 81% |
| 14 | Royal Green | ロイヤル・グリーン | インディアン | 480万ケース | 117% |
| 15 | Chivas Regal | シーバス・リーガル | スコッチ | 480万ケース | 104% |
| 16 | Iconiq White | アイコニック・ホワイト | インディアン | 450万ケース | 281% |
| 17 | Kakubin | 角瓶 | ジャパニーズ | 400万ケース | 95% |
| 18 | Black Nikka Clear | ブラックニッカ・クリア | ジャパニーズ | 400万ケース | 121% |
| 19 | Sterling Reserve | スターリング・リザーブ | インディアン | 390万ケース | 78% |
| 20 | Director’s Special | ディレクターズ・スペシャル | インディアン | 360万ケース | 109% |
※1ケースは通常12本入り。
ランキングデータについての補足
本ランキングは、2024年における世界のウイスキーブランド別販売数量データをもとに作成しています。データは、イギリスの酒類・飲料業界誌 「ドリンクス・インターナショナル(Drinks International)」 が公開している統計資料を参照。
このデータは、国や地域ごとの業界統計をもとに集計した資料であり、特定の国や流通チャネルに偏ることなく、グローバル市場全体の動向を把握できる点が特徴です。なお、採用している指標は販売金額ではなく「販売数量(ケース数)」となっております。
そのため、本ランキングはウイスキーそのものの評価や認知度、ブランドイメージの優劣を示すものではありません。あくまで、どのウイスキーブランドが世界各地で日常的にどれだけ消費されているのかを示すデータである点をご理解ください。
このような指標の特性上、高価格帯で少量流通するプレミアムウイスキーや、熟成年数・希少性を重視したボトルはランキングに含まれておりません。人口規模が大きく、日常消費向けとして広く流通しているブランドほど、上位にランクインしています。
1位 マクダウェルズ

出典:https://www.diageoindia.com/en/brands/brand-explorer/mcdowells
1位 マクダウェルズ / McDowell’s
- 生産国:インド
- 売上数:3,220万ケース(前年対比103%)
- メーカー:ディアジオ(ユナイテッドスピリッツ社)
- 楽天市場価格[2025年12月]:20,910円(12本入り)送料別
2024年の世界ウイスキー売上ランキング、堂々の1位は「マクダウェルズ(マクダウェルズ No.1)」。日本では超マイナーなブランドですが、2023年の販売量は3140万ケース。そして、2024年はさらに販売量を増加させ3220万ケースの売上を記録しています。
インドは、世界最大のウイスキー消費国および生産国として知られていますが、ウイスキー販売量が明確となったは2010年代に入ってからで、それまでは消費量・販売量ともはっきりとした統計はなく、インドが超巨大市場であることはあまり知られていませんでした。
世界のウイスキー消費量の約50%を占めるとされているインドですが、アルコール市場でウイスキーは主導的な地位を占めています。一般的なインドの消費者は、手頃な価格で提供される国内ブランドを選ぶ傾向があり、国内メーカーがそのシェアを独占。一方で、富裕層や都市部ではスコッチなどの高級ブランドの需要も高まっています。
「マクダウェルズ」が世界1位となったのは2019年からで、2024年まではその座を一度も明け渡したことがありません。2014年の販売実績は2510万ケースでしたが、その後も年々増やし続け、インド市場の最強ブランドにまで成長しました。
このウイスキーは日本にも輸入されており、私はインドカレー屋さんで飲んだことがあります。一言でいうと甘くて単調な味わい。フレーバーの添加や、糖類の加糖も確実にしています。香りのバリエーションは少なく、どちらかというと「ウイスキー」というよりは「安いダークラム」といった感じ。ロックやソーダ割などで飲むにはおいしいかもしれませんが、ストレートだと途中で飽きてしまいます。
テイスティングコメントが少し辛口になってしまいましたが、決して「飲めない」レベルではなく、むしろインドカレーと合わせて飲むのはあり。甘みがあるので、アルコールの刺激とカレーのスパイシーさがうまくマッチするような感じでしょうか。
「マクダウェルズ」を造るのは世界的な酒類メーカー「ユナイテッドスピリッツ(United Spirits)」。同社はディアジオ(Diageo)の子会社でもあり、マクダウェルズは主にインド市場で販売されていますが、最近ではアジアやアフリカなど海外市場にも進出。ディアジオの持つマーケットも利用しつつ、世界中で売上を伸ばしています。
マクダウェルズは手頃な価格で購入できるため、インド市場における「マス・マーケット向け」ウイスキーの代表格。低価格であるため、幅広い消費者層に支持を受け、人口世界1位のインド市場で確固たるシェアを確立。
つまり、「マクダウェルズ」の販売量が世界トップなのは、あくまでもインド市場を中心にしているからであり、この記事で取り上げる全てのインド産ウイスキーに当てはまることですが、年間1000万ケースを超える圧倒的な売上高は、中国を抜いて世界一となった「人口ボーナス」による影響でしょう。
国際市場においては、スコッチ、アメリカン、カナディアンと比較するとその評価は低いと言わざるを得ません。しかしその手頃な価格と、インド市場での圧倒的な存在感は無視できない存在なのです。
2位 ロイヤルスタッグ

出典:https://www.pernod-ricard.com/en/brands/royal-stag
2位 ロイヤルスタッグ / Royal Stag
- 生産国:インド
- 売上数:3,100万ケース(前年対比 111%)
- メーカー:ペルノリカール
- 楽天市場価格[2025年12月]:在庫なし
「ロイヤルスタッグ」はシーグラム社が1995年に発売したブランド。現在はペルノリカールが所有するブランドとなっており、原酒はスコッチのモルトウイスキーと、ネパール産のグレーンスピリッツが使用されています。
2022年に「オフィサーズチョイス」を追い抜き、世界2位の座に君臨。2024年の統計でも、昨年の2790万ケースから売上をさらに伸ばし、3,100万ケースを達成。3位の「インペリアルブルー」に大差を付けて2位をキープしています。
1位の「マクダウェルズ」との違いとしては、「ロイヤルスタッグ」は人工香料を一切使用していない点。原酒の一部にスコットランド産モルトを含むことにより、他のインド産ウイスキーと比べて洗練された味わいを引き出し、人工香料や添加物を使わずに製品を造っています。
とはいっても、樽で熟成させていない「グレーンスピリッツ」を混入している時点で、人工香料不使用であっても、国産基準で「本格的なウイスキー」とは呼べないクオリティ。インドの大衆向けウイスキーとして、幅広い層をターゲットにしていることに変わりありません。
3位 インペリアルブルー

出典:https://www.facebook.com/photo/?fbid=569667875280144&set=a.569667858613479
3位 インペリアルブルー / Imperial Blue
- 生産国:インド
- 売上数:2,290万ケース(前年対比 100.4%)
- メーカー:ペルノリカール
- 楽天市場価格[2025年12月]:在庫なし
世界第3位もインドのウイスキー「インペリアルブルー」がランクイン。2019年は2830万ケースの売上で全体3位。それ以降、出荷数が減少しましたが、2024年も2290万ケースの売上を達成しているビッグブランドです。
「インペリアルブルー」が世界有数のブランド(インド国内需要がほとんどですが)となった理由としては、2002年にペルノリカール社の傘下となったことが挙げられます。国際的なマーケットを手にしたことで、年々出荷量を増加することに成功します。
「インペリアルブルー」は、インド国内では「プレミアムウイスキー」の位置づけになっていることから、クオリティが極端に低い訳ではありません。人工香料は使用せず、インド産のグレーンスピリッツとスコッチのモルトウイスキーをブレンド。
実際には「プレミアム」と言えるほど高級な銘柄ではありませんが、上位3銘柄と比べるとちょっと良いウイスキーとして市場に展開。コストパフォーマンスにも優れていることから人気を博しています。
4位 ジョニーウォーカー

4位 ジョニーウォーカー / Johnnie Walker
- 生産国:スコットランド
- 売上数:2,160万ケース(前年対比 99%)
- メーカー:ディアジオ
- 楽天市場価格[2025年12月]:1,149円(ジョニ赤)
世界第4位は、スコッチウイスキーがついに登場。もはや説明不要の有名ブランド「ジョニーウォーカー(Johnnie Walker)」は、インドを含む世界市場でも4位となる、2,160万ケースを達成。2023年よりもわずかに販売数落ちましたが、5位から順位を上げました。
1820年にジョン・ウォーカー(John Walker)によって設立されて以来、現在では200か国以上で販売され、世界で最も売れているスコッチウイスキーとなります。その象徴的な「歩く紳士」のロゴと、「Keep Walking(歩み続けよう)」というキャッチフレーズで広く知られています。
「ジョニーウォーカー」は、2023年のシリーズ累計販売数が2200万ケースとなり、2019年の1840万ケースから大きく売上が伸びましたが、2022年の2270万ケースからは僅かに落としています。
「ジョニーウォーカー」のラインナップは豊富ですが、主力はやはり「ジョニ赤」と「ジョニ黒」。とくに最もリーズナブルなジョニ赤(レッドラベル)は、世界中の飲食店やBARで愛飲されており、ウイスキーを取り扱っているお店で、ジョニ赤を置いていない店を探すのは、むしろ難しいかもしれません。
モルトウイスキーの需要が高まったことで、ブレンド用の原酒を確保するのが難しくなっている昨今においても、ジョニーウォーカーシリーズは安定の生産量とクオリティを維持し続けています。
スコッチウイスキー部門第2位は「バランタイン(世界10位)」ですが、販売数には大きな差があり、「ジョニーウォーカー」がNO.1スコッチの座を譲り渡すことは、今後もなさそうです。
5位 オフィサーズチョイス

出典:https://www.facebook.com/photo/?fbid=280645021192508&set=a.191994936724184
5位 オフィサーズチョイス / Officer’s Choice
- 生産国:インド
- 売上数:2,130万ケース(前年対比 91%)
- メーカー:アライド・ブレンダーズ・アンド・ディスティラーズ
- 楽天市場価格[2025年12月]:在庫なし
世界第5位は、再びインド産のウイスキー「オフィサーズチョイス」。2014年~2018年までは世界1位をキープしており、「世界で最も販売量の多いウイスキー」としてギネス世界記録にも登録されこともありました。しかし、2019年からは「マクダウェルズ」に追い越され、その後「ロイヤルスタッグ」や「インペリアルブルー」が売上を伸ばしたことで、2024年は5位となりました。
製造元の「アライド・ブレンダーズ・アンド・ディスティラーズ Allied Blenders & Distillers」はインドを代表する酒類メーカー。「オフィサーズチョイス」は1988年に発売され、短期間でインド市場のトップブランドに成長しました。「Officer’s Choice」という名前は、「誠実さ」や「高潔さ」を象徴しており、消費者の信頼を得ることを目指して名付けられています。
「オフィサーズチョイス」2019年の出荷量は3060万ケースでしたが、2024年は2,130万ケースにまで減少。売上が減った理由としては、他のインディアンウイスキーが躍進したことが挙げられます。
遡ると僅か6年程ですが、世界情勢もウイスキーのマーケットも変化。とくに、ペルノリカールグループ傘下のインディアンウイスキーは年々売上を伸ばしており、インド国内でも巨大シェアを獲得するための競争は年々激化しています。
6位 ジャックダニエル

6位 ジャックダニエル / Jack Daniel’s
- 生産国:アメリカ
- 売上数:1,410万ケース(前年対比 99%)
- メーカー:ブラウンフォーマン
- 楽天市場価格[2025年12月]:2,193円(ジャックダニエル ブラック)
世界第6位はアメリカが世界に誇るテネシーウイスキー「ジャックダニエル」。アメリカンウイスキー部門では堂々の1位。ライバル「ジムビーム」も急速に売上が伸びていますが、絶対王者には敵いませんね。2014年の統計から10年連続、世界6位をキープしており、アメリカンウイスキー部門で首位の座は一度も譲っていません。
「ジャックダニエル」は、アメリカ・テネシー州リンチバーグで製造される世界的に有名なテネシーウイスキーのブランドです。1866年にジャスパー・ニュートン “ジャック” ダニエルによって設立され、現在はブラウン=フォーマン(Brown-Forman)社が所有。アメリカンバーボンウイスキーでありながら、テネシー独自の製法で造られていることから「テネシーウイスキー」と名乗っています。
テネシーウイスキーが一般的なバーボンウイスキーと異なる点は、伝統製法「チャコールメローイング」。蒸留液を木炭でゆっくりと濾過した後、樽に詰めて熟成させています。この製法により、ジャックダニエルは他のバーボンよりも口当たりが柔らかく、スムースで雑味の無い味わいに仕上がります。
世界市場ではやはり飲みやすさが重要視されており、「ジャックダニエル」はアメリカンウイスキーの中でも軽快な風味を持っていることから、年間1400万ケースの販売量を誇るブランドとなりました。
7位 ジェムソン

7位 ジェムソン / Jameson
- 生産国:アイルランド
- 売上数:1,080万ケース(前年対比 106%)
- メーカー:ペルノリカール
- 楽天市場価格[2025年12月]:1,980円(ジェムソン オリジナル)
世界第7位は、アイリッシュウイスキーでトップ20に唯一ランクインした「ジェムソン」。2013年の出荷量は470万ケースでしたが、徐々に生産を拡大させ、2022年には1000万ケースを突破。2024年は1080万ケースとなり、2022年の1120万ケースからは少し売り上げを落としましたが、世界一売れているアイリッシュウイスキーとして、見事に世界TOP10入りを果たしています。
「ジェムソン」は1780年創業の歴史あるアイリッシュウイスキーです。フルーティーで甘やかなアロマ。アイリッシュらしいまろやかでオイリーな口当たりは、他国のウイスキーでは味わえない独特な個性は、初心者から愛好家まで幅広い層に支持されています。ストレート、ロック、カクテル、どの飲み方でも楽しめる柔軟性も魅力の一つ。
歴史を振り返れば、スコッチにシェアを奪われる形で衰退していったアイリッシュウイスキーでしたが、近年の成長は目覚ましいもの。新規蒸留所の創業ラッシュに加え、「ジェムソン」や「ブッシュミルズ」などの老舗ブランドも生産拡大に注力しており、アイリッシュウイスキー全体で生産量が増えています。
アイリッシュウイスキーは今後、スコッチウイスキーを脅かす存在として、さらに売上を伸ばしていくのでしょうか。
8位 ジムビーム

8位 ジムビーム / Jim Beam
- 生産国:アメリカ
- 売上数:1,070万ケース(前年対比 103%)
- メーカー:サントリー(サントリーグローバルスピリッツ社)
- 楽天市場価格[2025年12月]:1,180円(ジムビーム ホワイト)
世界8位にランクインしたのは、年間1,070万ケースの販売実績を達成した、アメリカンバーボンウイスキー「ジム・ビーム」。2014年にサントリーが1兆7000億円で買収し、現在はサントリーホールディングスの所有ブランドとなっています。
「ジムビーム」の売上は2014年には740万ケースでしたが、わずか数年で1000万ケースを超えるブランドに急成長。日本市場では2019年に「輸入ウイスキー」としては初となる「国内100万ケース」を達成。「サントリー」と「ビーム社」は、統合によって販売網の拡張や生産設備の投資などを積極的に行った結果、ジム・ビームは販売量を増やすことに成功しました。
「ジムビーム」は生産量を拡大するなかでも、アメリカ連邦アルコール法の規定に基づく「バーボンウイスキー」の厳しい要件を満たすブランドです。主原料に51%以上のトウモロコシを使用し、新しい内側を焦がしたオーク樽で最低2年間熟成。これらを忠実に守り、伝統的で品質の高いバーボンウイスキーを生産しています。
世界を代表するバーボンウイスキーのブランドとして、これからもベスト10の常連になってほしいですね。
9位 ブレンダーズプライド

9位 ブレンダーズプライド / Blenders Pride
- 生産国:インド
- 売上数:1,010万ケース(前年対比 105%)
- メーカー:ペルノリカール
- 楽天市場価格[2025年12月]:在庫なし
世界第9位の「ブレンダーズ プライド」は、1995年にシーグラム社から発売されたブランドです。シーグラムの酒類事業がペルノ・リカールとディアジオによって共同買収され、シーグラム社によるインドでの事業は、ペルノ・リカールが買収する形となり、現在は同社が所有しています。
原酒にはインド産のグレーンウイスキー(グレーンスピリッツを含む)と、スコッチのモルトウイスキーをブレンドしたもの。安価なインディアンウイスキーはほとんどの銘柄が、スコッチウイスキーを少量加えた「ワールドブレンデッドウイスキー」となっています。
2024年は、ついに1,000万ケースを突破。2019年の640万ケースから、わずか5年で大きく売り上げを増加させています。この背景にあるのは、やはりペルノ・リカール社の巧みなマーケティング戦略でしょう。
洗練されたブランドイメージを強調し、特にラグジュアリー志向の消費者層を意識した広告やプロモーションを展開。グローバル化への対応も推し進め、インド系コミュニティを中心に、インド国外への輸出も積極的におこなっています。
次のページでは10位~20位を発表!日本のウイスキーもランクイン♪















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