【バーボンウイスキーレビュー】ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダードを評価

ユースケ
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こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

「ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダード」は、豊かな香りと滑らかな味わいが特徴のバーボンウイスキーです。世界的にはあまり知られていないものの、日本ではそのクオリティとコストパフォーマンスの高さから、注目を集めています。

この記事では、「ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダード」の価格や魅力、さらには実際のテイスティングレポートを交えた評価を詳しく解説していきます。

 

ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス(The Yellow Rose of Texas)とは?

出典:http://www.shigematsu.jp/hardliquor/yellowrose.html

ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス(The Yellow Rose of Texas)は、そのユニークな名前とテキサス文化に根ざしたアイデンティティが特徴です。

このウイスキーは、ヘヴン・ヒル・ディスティラリーズ社の子会社であるケンタッキー・リザーヴ・ディスティリング社によって製造されています。創業は1788年で、長い歴史を持つ老舗のバーボンメーカーです。創業者はウイスキー造りに最適な地を求めており、ケンタッキー州で銅製の単式蒸留器(ポットスティル)を使って穀物を蒸留し、その技術は今でも伝統的な手法として守り続けられています。

「テキサス」の名がついていますが、実際にこのバーボンウイスキーはケンタッキー州で造られています。

ブランドの由来と名前

「ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス」という名称は、直訳すると「テキサスの黄色いバラ」、つまり“テキサス美人” を指す言葉に由来します。南北戦争期(1861〜65年)に広まった同名のバラードソングと、そこに登場する女性の名前が元になったといわれています。

「イエロー・ローズ」はテキサスの象徴として知られ、テキサスの美しい女性や、戦いの中で勇敢に行動した女性たちを称える言葉として広く用いられてきました。その背景には、実在の人物とされる「エミリー・モーガン(Emmy Lou Morgan)」の存在があります。彼女はテキサス独立戦争で重要な役割を担ったと伝えられ、その功績から「イエロー・ローズ」の象徴的存在として語り継がれています。

また、テキサスはかつて独立国家「テキサス共和国」だった歴史を持ち、メキシコとの独立戦争を経てアメリカ合衆国へ加盟しました。こうした歴史的背景も、「イエロー・ローズ」がテキサスを象徴する言葉として定着した理由の一つです。

ラインナップ

ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダード

日本市場向けボトル。オーソドックスな味わいで、ライトな飲み口が特徴。スタンダードなバーボンで、ブランドの性格が最もよく表れています。

ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス 8年(終売)

内側を焦がしたホワイトオーク樽で熟成。チャコールフィルターによるバーボン特有のコクと、豊かで洗練された香りが楽しめます。

  • 定価:4,000円(税別)
  • 2025年時点のオークション落札価格:24,500円

ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス 12年(終売)

長期熟成によって得られるまろやかでスムーズな喉ごし。華やかで豊かな香味が広がり、余韻が長く続く逸品です。ミディアム・ヘヴィタイプのバーボン。

  • 定価:7,000円(税別)
  • 2025年時点のオークション落札価格:30,000~50,000円

ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス 15年(終売)

15年の長期熟成で培われた芳醇な香味と円熟を極めたコクがバランスよく溶け合う、プレミアムバーボン。ミディアム・ヘヴィタイプ。

  • 定価:10,000円(税別)
  • 2025年時点のオークション落札価格:50,000~70,000円以上

 

 

【バーボンウイスキーレビュー】ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダードを評価

ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダード
The Yellow Rose of Texas Standard

香り

白桃、アプリコット、ラズベリーガム、バニラ、ライチジュース、レモンタルト、金平糖、レーズン、ドライパパイヤ、ピーナッツ、アップルミント、タイム、シナモン。

加水すると、ポカリスエット、マスカット、ラムネ菓子。

 

味わい

なめらかで豊潤。ミディアムボディ。クリーミーな口当たりの後はドライ。スパイシーさは穏やかで、バニラ、キャラメルのような樽香と、フルーツの風味が広がります。フィニッシュにかけてはおだやか。余韻はやや短めですが、それまでのフレーバーはしっかりとしています。

加水後はさらに優しい口当たりに。スムースですっきりとした味わい。

 

評価

「ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダード」の評価としては、「華やかな香りとまろやかな味わい!コスパに優れた、謎多きバーボン」です。

「ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス」の正規輸入代理店は「重松貿易」で、主にワインの輸入を手掛けています。日本語版のウェブサイトもありますが、このブランドに関する情報は限られており、詳細な説明が不足しているのが現状です。

「ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダード」は日本向けにリリースされたボトルです。ラインナップには、8年、12年、15年のバージョンもありますが、公式ウェブサイトではこれらは「終売」とされています。また、海外市場でもこれらのバージョンは流通していない様子です。したがって、これらのラインアップが終売となっているのは日本だけではなく、アメリカを含む全ての国での終売と考えられます。

つまり、日本向けの「ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダード」だけが流通しており、販売されているのはおそらく日本のみです。その真偽は不確かですが、YouTubeで「The Yellow Rose of Texas」と検索しても、海外からのレビュー動画はほとんど見つかりません。もし他国でも一般販売が続いていれば、レビュー動画ももっと見つかるはずです。したがって、現時点では海外での流通はしていない可能性が高いと言えるでしょう。

さらに、ウイスキーレビューサイト「whiskybase.com」では、「ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダード」の採点がわずか1件のみです。他のラインナップ(8年、12年、15年)についてもレビューは少なく、これらの点から、この銘柄が海外ではマイナーであるか、流通量が限られている可能性が考えられます。

このウイスキーに関する最も気になる点は、公式ウェブサイトで説明されている「銅製の単式蒸留器(ポットスチル)で穀物を蒸留」といった製法の部分。

バーボンウイスキーは通常、連続式蒸留器(コラムスチル)を用いて生産されますが、ポットスチルで造られる銘柄は少なく、「ウッドフォード・リザーブ」などが有名です。「ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス」がポットスチルで製造されているのであれば、製造元の「ヘブンヒル蒸留所(ヘブン・ヒル・バーンハイム蒸留所)」内に、ポットスチルが導入されている必要があります。しかし、その真意は確認できませんでした…

それでは、「ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダード」のレビューに移ります。

このウイスキーは、同価格帯(約3000円)のバーボン銘柄の中では、非常に高いクオリティを誇ります。香りは豊かで、バーボンらしい樽の香りに加え、バニラやスパイス、メープルシロップのような甘さも感じます。フルーティーでエレガントな個性。アロマのバランスは非常に整っています。高級銘柄のように複雑な香りではないものの、優れたバランスです。

口に含むと、滑らかな口当たり。熟成年数が「4年」とされていますが、それにしては非常に熟成感があります。アルコールの強さや「ペトロール香」と呼ばれる溶剤的な匂いもなく、10年以上熟成されたバーボンのような落ち着きがあります。40%のアルコール度数も、このウイスキーの個性をうまく引き立てています。度数が強いと、未熟さが際立ってしまうこともありますが、40%の設定は味わいの良さを活かしています。

3000円台のバーボンとしては、間違いなく優秀。5000円以上の銘柄と比べても、「ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダード」は決して劣らないでしょう。この価格帯のウイスキーを選ぶ際には、真っ先に検討したい一本です。

他のラインナップも飲んでみたいのですが、終売後はその希少価値から価格が高騰しています。非常に残念ですね…

飲み方はストレートまたはロックがおすすめ。なめらかな口当たりなので、アルコール度数が強くても、その上質な個性を楽しめるでしょう。

 



 

「ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダード」は、その希少性と独自の味わいから、バーボン愛好家にとって必見の一本です。日本市場では手に入りやすく、その品質を楽しむには今がチャンス。

「ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス スタンダード」を飲みたい方は、BARWHITEOAKで堪能してみては如何でしょうか♪

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

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