
こんばんは ユースケです。
自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!
この記事では、ウイスキーバー初心者が覚えておきたい基本マナー17選をわかりやすくご紹介します。
ウイスキーバーは、じっくりとウイスキーを楽しむ大人の空間。静かで落ち着いた雰囲気の中で、初めて訪れると「どのように振る舞えばいいのか?」「注文の仕方に決まりはあるのか?」と不安に思うこともあるでしょう。
ウイスキーバーには独自のマナーやエチケットがあり、それを知っておくことで、より快適に過ごせるだけでなく、バーテンダーとの関係もスムーズになります。
ウイスキーバーだけでなく、オーセンティックバー(本格的なバー)でも共有できるマナー講座になりますので、バーデビュー前にスマートな振る舞いを身につけて、ウイスキーバーの世界を存分に楽しみましょう!


【ウイスキーバーのマナー講座】初心者が知っておくべきポイント17選
- ドレスコードについて
- 強い香りの香水は控える
- 大人数で行く場合は事前確認を
- ウイスキーバーは食事目的の場所ではない
- 酔った状態での入店は控えよう
- バーテンダーとは適度な距離感を大切に
- 他のお客さんとの接し方
- 騒ぎすぎないことが大人のマナー
- メニューについて
- おすすめ銘柄の聞き方
- 値段を聞くのはOK?
- 飲み方のマナー
- 水の頼み方
- グラスの持ち方や飲み方の作法
- 写真撮影
- SNSへの投稿
- 会計のスマートな済ませ方
1.ドレスコードについて
街中のウイスキーバーでは、ドレスコードを厳しく設けているお店は少ないかもしれません。しかし、初めて訪れるバーでは、あまりにもカジュアルすぎる服装は避けたほうが無難です。
お店によって対応は異なりますが、不安な場合は事前に確認しておくと安心でしょう。特にドレスコードを設けているのは、ホテルバーに多い傾向があります。
2.強い香りの香水は控える
ウイスキーバーはウイスキーを純粋に愉しむ人達の群れ。強い香りの香水は控えたほうがいいかもしれません。
3.大人数で行く場合は事前確認を
ウイスキーバーは、少人数で落ち着いて楽しむことを大切にするお店が多いです。そのため、4人以上で訪れる場合は、事前にお店へ連絡しておきましょう。中には、4名以上の来店をお断りしているバーもあるため、確認しておくと安心です。
4.ウイスキーバーは食事目的の場所ではない
ウイスキーバーには、ウイスキーに合う軽いおつまみが用意されていることが多いですが、しっかりとした食事メニューがない場合もあります。そのため、訪れる前に食事を済ませておくのが無難でしょう。
5.酔った状態での入店は控えよう
泥酔した状態での来店は、バーテンダーや他の客の迷惑になるため避けてください。本格的なウイスキーを愉しむなら、余力のあるタイミングで利用しましょう。
6.バーテンダーとは適度な距離感を大切に
バーテンダーと仲良くできれば、良いウイスキーに出会える確率は高くなると思います。バーテンダーもサービスマンである前に「人」ですからね。気分が良ければ、高級ウイスキーを安く提供してくれることも…??
特におだてる必要もありませんが、良好な関係が築ければ、ウイスキーバーはあなたにとって最高の「止まり木」になるはずです。
7.他のお客さんとの接し方
ウイスキーバーでは、基本的に無理に話しかけないのが無難です。特に、男性から女性へのアプローチは避けたほうがよいでしょう。一方で、ウイスキー談議に花が咲くこともあるため、そうした流れの中で自然に会話が生まれることもあります。
大切なのは、相手の雰囲気を見ながら臨機応変にコミュニケーションを楽しむこと。無理に距離を縮めようとせず、ウイスキーを通じた自然な交流を心がけましょう。
その際は思い切ってウイスキーについて聞いたりするのは有りです。他のお客さんとのコミュニケーションは、臨機応変に愉しんでください。
8.騒ぎすぎないことが大人のマナー
ウイスキーバーは落ち着いた空間を楽しむ場所です。大人数で訪れるとつい盛り上がってしまうこともありますが、周囲への配慮を忘れず、静かに楽しむことを心がけましょう。
大人の空間を大切にすることこそ、大人のマナーです。
9.メニューについて
ウイスキーバーでは、一般的な飲食店とは異なり、メニューがないお店も少なくありません。特に、ウイスキーの種類が豊富なバーほど、その傾向が強いように思います。これは、膨大な銘柄をリスト化するのが難しいためです。
初心者にとっては、バックバーにずらりと並ぶボトルの中から最適な1杯を選ぶのは至難の業。たとえメニューがあったとしても、どれを選ぶべきか迷ってしまうことも多いでしょう。
そんなときこそ、ウイスキーのプロであるバーテンダーに相談するのがベスト。好みや気分を伝えれば、あなたにぴったりの一杯を選んでくれるはずです。
10.おすすめ銘柄の聞き方
ウイスキーを選ぶ際は、まず自分の好みを伝えたうえで、バーテンダーと相談しながら決めるのが理想的です。バーテンダーは、初めて訪れたお客さんの「好み」を知りたいと考えているため、スコッチやバーボンが好きなど、具体的な好みがあれば伝えましょう。そのほうが、自分に合ったウイスキーと出会える確率が高まります。
また、ウイスキーをあまり飲んだことがない場合は、初心者であることを正直に伝えるのも一つの方法です。その場合、比較的飲みやすく、リーズナブルで人気のある銘柄を提案してもらえることが多いでしょう。さらに、ウイスキーの基礎知識も教えてもらえるかもしれません。
バーテンダーとの会話を楽しみながら、自分にぴったりの一杯を見つけてみてください。
11.値段を聞くのはOK?
ウイスキーバーで値段を聞くのは、決してルール違反ではありません。気になる場合は、遠慮せずに確認しましょう。特に、メニューがないお店では、値段を尋ねるのはごく普通のことです。
とはいえ、1杯ごとに細かく値段を聞くのが気になる場合は、「今まででいくらですか?」と途中でトータル金額を確認するのも一つの方法です。また、デートや接待などで値段を直接聞きづらい場合は、あらかじめ予算を伝えて注文するのもスマートなやり方です。
例えば、「1杯2,000円くらいで」や「4,000円以内で」といった形で予算を決めれば、バーテンダーもそれに合わせた銘柄を選びやすくなります。さらに、そうした伝え方をすることで、バーテンダーが察して「このお客さんには値段を伝えたほうがいい」と気を利かせてくれることもあります。
バーテンダーには、値段を聞かれたら答える義務があります。もし値段を尋ねることを嫌がるような態度をとるバーテンダーがいるとしたら、それはホスピタリティに欠ける対応といえるでしょう。ウイスキーを楽しむためにも、納得のいく形で注文することが大切です。
12.飲み方のマナー
ウイスキーはストレート、ロック、ハイボール、水割りなど、さまざまな飲み方で楽しむことができます。飲み方を決めることは、ウイスキー銘柄を選ぶのと同じくらい重要です。バーテンダーにおすすめの飲み方を聞くのも一つの方法ですが、最も大切なのは「自分がどのように飲みたいか」を考えることです。
本格的にウイスキーを楽しみたい方には、ストレートや「トワイスアップ(水とウイスキーを1:1で割った飲み方)」がおすすめです。冷たく飲みたい場合はロックが良いでしょう。アルコール度数を抑えて楽しみたいなら、水割りやハイボール(ソーダ割)を選ぶと良いでしょう。
ただし、ウイスキー銘柄によっては、ソーダ割やロックが「非推奨」とされることもあります。そのため、バーテンダーのアドバイスを受けながら、自分の好みに合った飲み方を楽しんでください。
13.水の頼み方
水(チェイサー)が必要な場合は、遠慮せずに注文しましょう。ウイスキーをストレートで楽しむ場合、お水は必ずセットで提供されます。ロックでも高確率で提供されますが、バーによってルールが異なるため、確認すると安心です。
一方、ハイボールや水割りを注文した場合は、通常チェイサーは提供されないことが多いため、欲しい場合は注文時に伝えておくと良いでしょう。
14.グラスの持ち方や飲み方の作法
ウイスキーを提供するグラスはバーによってさまざまです。特に高級グラスを使用しているお店では、グラス同士をぶつけて乾杯をすることは避けましょう。グラスが割れたりひびが入ったりする可能性があるため、静かに丁寧に扱うことが大切です。
15.写真撮影
ほとんどのウイスキーバーでは、写真撮影は問題ありませんが、いちお確認したほうが良いでしょう。そもそもボトルの写真を撮らないと、後日、どの銘柄を飲んだか忘れた、なんて話はよく聞きますからね(笑)
また、バーの照明は暗いので、撮影するときはフラッシュを使わないようにしましょう。
16.SNSへの投稿
お店によってはSNSでの投稿をお断りしている場合もあるため、確認したほうが良いと思います。大体のお店はOKだと思いますが。
17.会計のスマートな済ませ方
会計は、割り勘の場合でも代表者がまとめて支払うのがスマートです。もし別々に支払いたい場合は、来店時にその旨を伝えておくとスムーズです。お店側が別々の伝票を立ち上げることで、計算も早く進みます。
ただし、3名以上での別会計は控えた方が無難です。特にクレジットカードでの支払いの場合、処理に時間がかかることがあり、混雑時にはお店に迷惑をかけてしまうこともあります。初めて訪れるお店では、できるだけ別会計は避けるのが賢明です。
ウイスキーバーでのマナーやルールはお店によって異なりますが、今回ご紹介したポイントを押さえておけば、初心者でも安心して楽しめるだけでなく、より深くウイスキーの世界に浸ることができます。
スマートな振る舞いを身につけ、バータイムを満喫しましょう♪

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。
高級ジャパニーズウイスキーを定価で買うなら…
東急クレジットカード会員限定のウイスキー抽選販売がおすすめ!
- 山崎、白州、響などの希少なジャパニーズウイスキー抽選販売の参加が可能。
- 東急グループの他、提携先が豊富なのでポイントを貯めやすい。
- PASMOのオートチャージができる(一体型カードと通常カードの両方で利用可能)
- 年会費は初年度無料。次年度以降は1,100円。
コメント